LVCは、Levi’s（リーバイス）が展開する、リーバイスの歴史的なデニムウェアを復刻したコレクションラインです。リーバイスの過去の象徴的なデザインやディテールを忠実に再現しています。

例えば1930年代、1940年代、1950年代、1960年代に作られた501ジーンズや、デニムジャケット、ワークウェアなど、歴史的なデザインを復刻しています。

1933年製の501XXを復刻した当個体は、洗いや加工が施されたモデルで、デニムの色落ちや風合い、独特のユーズド加工など細部にまでこだわった加工が施されております。

ワーク色の強い太めのペインターストレート、強めのウォッシュがかけられたミディアムウォッシュカラーに、左ポケット下とワタリ部分、 右裾にはデニム地をあてがった大胆なリペア加工が施され、リペアを繰り返し履き込まれた1933モデルを再現しています。

サスペンダーボタンとシンチバック、1922年より採用されたベルトループを備えており、ウエストオーバーオールから現在のジーンズの形に移り変わる過程のディティールが伺えます。
背面に付いているシンチバックは、ベルトが普及する前の時代に、このシンチバックがウェストのフィット感を調整する役割を果たしていました。
バックポケットはリベット剥き出しの補強がされており、アーキュエットステッチは一本針ミシンによる中央がクロスしない仕様。（当個体はユーズドのためステッチがほつれています。）
またこのモデルには1936年より採用されるレッドタブはまだついておりません。

レザーパッチには本来NRA（全国復興庁）のラベルが挟み込まれますが、こちらの個体は切り取られております。

NRAラベルとは、1933年混迷した経済を打破する為に、時の大統領であったフランクリン・ルーズベルトはニューディール政策の一環とし、NIRA（産業復興法）を発足。
NIRAとは、米国内産業の調整･組織化を目指したもので、実施機関としてNRA（全国復興庁）を設立し、労働者の労働条件を始め、各産業ごとの体制を再構築する規約が次々と作成されていきました。
当時、リーバイスではこの産業復興法を支持し、衣服にNRAのタグを表示し、販売していた様です。

仕様 ：
・赤耳
・サスペンダーボタン付き
・赤耳付きウォッチポケット
・股下リベット付き
・シンチバック付き
・NRAラベル付きレザーパッチ（NRAラベルは切り取られています）
・一本針ミシンアーキュエット（ほつれにより、ステッチ跡のみ）
・各部擦切れ・汚し加工
・各部引き裂き・リペア

生産国：USA
素材：Cotton 100%


サイズ表記：W32 L36
ウエスト：
39.5cm
ワタリ：33.0cm
股下：83.5cm
裾口幅：24.0cm

※平置きでの測定となります。
※加工のため従来のサイズ表記から縮みがあります、実寸を参考にしてください。